
CONCEPTS
- ●プログレでポップでアコースティックな未踏のアンサンブル「ホロプラ」
大変ユニークなユニットが今、話題を集めています。ピアノとガットギター、そして大変珍しい「バロックリュート」という古楽器を使い、ファンタジックな独自の音世界を透明なハーモニーで奏でる、ホロニック・プラチナム(通称ホロプラ)。2000年に結成、リトル・エルニーニョ・レコードより2枚のCDを発表しています。
メンバーは、福島県出身、現在「燃焼系アミノ式」CMなどのヒットでブレイク中の作曲家、明石隼汰。そして札幌出身、日本では大変珍しいバロックリュート奏者でもあるギタリスト、大田研司。
もともとふたりは5人組のバンドとして活動していたのですが、もっと身軽にたくさんの人に聞いてもらいたいと、シンプルな2人組のアコースティックユニットに変身。これが大正解で、都内はもちろん北海道から沖縄まで地方ライブも大好評で迎えられています。
- ●ピアノ+ギターの調べは切ないほど美しく、やさしい
- 大人から子供まで、他人に遅れまいと必死で何かを追いかけることを余儀なくされる社会。おそいかかるストレスとプレッシャー。そんな人達を無理矢理鼓舞する、リズムだけが強調された流行のヒット曲。一度そんな毎日を、ホロニック・プラチナムの音楽に預けてみて下さい。
ピアノとギター。どちらもありふれた楽器。でも、このふたつが組み合わさったとき、そのどちらでもない美しい音色があふれてくるのです。ドラム・パーカッションなどのリズム楽器は一切使わず、心地よいリズムすらふたつの楽器で補います。その調べはしばしの間、疲れた心を潤してくれることでしょう。
- ●長い間忘れられていた、バロックリュートという楽器

- 1970年頃より、クラシック音楽界では本格的な古楽復興がブームとなり、バロック時代以前の音楽が注目されるようになりました。こうして300年の時を超え蘇った楽器のひとつが、弦を24本も張り巡らせたバロックリュート。音も小さく繊細なため、大きなホールではなかなか演奏することができません。
大田研司は、このバロックリュートに惹かれ、遂に2年の歳月をかけオリジナルの楽器を特注。日本に数本しかないこの楽器の奏者となりました。ホロニック・プラチナムのライブでは、オリジナル曲の他にバロック時代の作曲家・ヴァイスやバッハの作品も披露。しかも驚くべき事に、当時の古い楽譜のコピーを直接読んで演奏します。古くて新しい「忘れられていた」音を一度お聴き下さい。
- ●ファンタジックな独自の音世界はハマったら病みつき
- 作曲家・明石隼汰が作るオリジナル作品のテーマは、おとぎ話や寓話を今の視点でとらえ直した独自のもの。それらが美しいメロディ、複雑な曲構成、繊細なふたりのハーモニー、アコースティックでシンプルなアレンジとあいまって、他にない音世界を構築しています。
ヴェンダース監督の同名の映画をモチーフにした「天使の詩」。フィンランドの伝説を元にショッキングな物語を聞かせる「孤独なジャイアント」。同時多発テロに触発され作られた18分もの大作「組曲つくられしものより」。プログレッシブ (実験的) でありながらポップでやさしいこれらの楽曲は、いわゆる癒し系とは一味違う、病みつきになるオトナの味。あなたを別世界へといざなうことでしょう。
また、個性的な解釈で歌われる国内外のカヴァー曲も聴きどころ。ライブによって毎回楽曲を変えているので、これもリピーターの楽しみのひとつです。
- ●"Holonic" の語源は、アーサー・ケストラーの「ホロン」
- 「ホロニック」とは、ポストモダン思想の先鋭、ジャーナリスト・哲学者のアーサー・ケストラー (1905-1980) が考案した概念「ホロン (Holon)」の形容詞。ホロンとは一言でいえば「すべてのものには『部分性』と『全体性』が存在する」という考え方です。
例えば人間は、細胞の集合である『全体性』を備えると同時に、社会や家族の一員であるという『部分性』も備えている、という具合に。この全体性と部分性のバランスこそが、調和のとれた生き方である、とケストラーは提唱したのです。それはこの世界全体を、ホロンという概念で組み立て直す作業から始まります。
音楽もしかり。空気の振動である「音」が協和して「和音」に、時間と共にうつろい「メロディ」になって、それが人の心を打つ不思議。ホロニック・プラチナムのつむぎ出す音楽は、長い時がプラチナを作り出す錬金術のようなマジック。やさしく、せつなく、けだかく、つよく、あなたの心に響いてきます。
で結局、"Holonic Platinum"=「ホロン的プラチナ」って何?明石隼汰曰く「知的で輝いている名前(笑)」とのこと・・・。彼らのライブも、明石の「ご本家燃焼系」ソロ、大田のバロックリュート、そしてふたりのホロニック・プラチナムという3部構成の「ホロニック」なプログラム。百聞は一聴に如かず。この機会にぜひあなたも、前人未踏の「ホロプラ」体験にハマってみてはいかがですか?
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